自宅でパンを作ると、パンをカットすることも多くなります。切り方ひとつで味が変わりますよ。
パンを切る道具、パンを切るタイミング、パンを切る方向、食パン、フランスパン、サンドウィッチの切り方について紹介します。
パンを切る道具
パンの種類の合わせて切りやすくパンを傷めないナイフを選びます。
- キメの粗いハードパン → パン切りナイフ
- 食パンのようにキメが細かくて柔らかいパン → 包丁
が切りやすいです。
パン切りナイフは、刃が細かいものが比較的どんなパンでも切りやすいです。
包丁は、よく研いだものを使いましょう。
パンを切るタイミング
パンは、焼き立てほやほやでは上手に切ることができません。パンは30分ほど冷ましてから切りましょう。
パンを切る方向
パンを切ると、断面には、細かい空洞がたくさんあります。この気泡の数や形は、、生地のこね方の加減や成形の仕方で変わります。同じパンでも切る方向や角度によって、気泡の出方が変わってき、食感も変わります。食感の好みに合わせてカットしてみましょう。味わいの幅が広がります。
バケットやバタールなど棒状のフランスパンを薄くスライスして上にディップとして食べる場合は、垂直に切ると、軽い食感に♪
パンの気泡は上に向かって伸びる性質があるので、水平に切ると、気泡の数が多く、気泡の形は縦長になります。歯切れがよく、噛みごたえのある食感になります。
フランスパンで具をはさんでサンドウィッチとして食べる場合は、水平切りにするのが一般的です。
種類別パンの切り方
パン切りナイフの水気をよく拭き取り、パンを潰さないように力を抜いて、押すのではなく、引いて切ります。
切れないからといって、同じところをゴシゴシと何度も切ると、切り口がガタガタになるだけではなく、パンがつぶれておいしくなくなってしまいます。
パンは、つぶれないようにするために横に倒します。
角からナイフを入れて、下に力を入れず、ナイフは軽く、大きく前後に動かして少しずつ切りましょう。
その時、全体を見る。
また、包丁で切るときには、
包丁をお湯であたためて、水気をしっかり拭き取ってから切ると、パンの油分が溶けて柔らかくなり、切りやすいです。
包丁を火で直接あぶるのは厳禁。包丁自体の切れ味が悪くなってしまいます。
パンの切り方動画はこちら
フランスパンの切り方
フランスパンは硬いので、パンナイフで引くように切ります。
バケットやバタールなどのフランスパンは、クラフトが硬く、パンナイフがすべってしまうため、クープの切れ目部分に刃をあてると上手に切れます。
食パンの切り方
山型食パンは、縦ではなく、横にねかせてから切ります。
きれいに等分したいときには、上に少し切れ目をいれ、下に楊枝をさし、目標を定め、その位置までくるようにナイフをすすめます。
パンの厚さを変えるだけで、味が変わります。たまには、厚さを変えてみましょう。
- 4枚切り・・3cm
- 5枚切り・・2.5cm
- 6枚切り・・2cm
- 8枚切り・・1.5cm
- 10枚切り・・1cm
食パンは、厚いほど小麦の香りやパンの味をしっかり感じられ、薄いほど食材の味を引き立ててくれます。
4枚切り →喫茶店ででてくるトーストの厚さですね。しっかり切り込みをいれて、ハニーバタートーストに。ホワイトソースやカレーなどを染み込ませても
5枚切り →中ふわ外カリが楽しめる。バターだけ、ジャムだけ、チーズだけなどシンプルな素材をのせてパンの味を楽しみたい
6枚切り →厚すぎず薄すぎずのスタンダード。 ボリュームのある具材をのせるのにちょうどよく、ピザトーストなどにアレンジしやすい
8枚切り →火が通りやすくカリッと香ばしく。ホットサンドやフルーツサンドに。
10枚切り →サンドウィッチ用。具材の味を引き立てます。
サンドウィッチの切り方
サンドウィッチは全体をラップに包んでから、包丁でゆっくり手前に引いて切ると切りやすいです。ラップでくるまないなら、全体を糸でくるりと巻いて、切ると断面もきれいにきれます。
包丁に具材がつくと、切れ味が悪くなるので、その度にきれいに拭き取ります。
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