パンにレーズンやチョコチップなどフィリングをいれると風味や香りが広がってパン作りのレパートリーが増えます。
フィリングとは?フィリングはいつ入れるのか?フィリングの入れ方、生地をマーブルにする方法を写真と動画で紹介します。
フィリングとは?
フィリングとはパンの中につめる具のこと。チョコチップやナッツなどの他、カレーパンなら中のカレー、アンパンならあんこなど色々。
フィリングを入れるタイミング
ホームベーカリーで生地をこねる場合、フィリングは、自動投入できるものがあります。もちろんその機能を使ってもOKです。
ただし、フィリングをいれるタイミングはむずかしく、やわらかいフィグのようなものだと、入れてからこねすぎるとぐちゃぐちゃになり、生地に練り込まれて、生地が汚い色になってしまったり、くるみなどナッツ類をこねながら自動投入すると小さくなりすぎて粉々になってしまう場合があります。
自動投入はあえて使わず、捏ね上がり直前にいったん、外に出し、自分の手で入れた方が失敗がありません。
フィリングを入れるタイミングは基本的にはこちら↓どちらのタイミングでもいけるものもあります。
具材を練り込む、混ぜ込む場合 → 一次発酵の前
ドライフルーツ ・ ナッツ ・ チョコチップ
包む、のせる(トッピングする)場合 → 成形時
ナッツ・ チョコチップ ・ チーズ ・あんぱんの『あん』など
トッピングするものは焦げないものかどうかを確かめましょう。
フィリングの入れ方
フィリングは、先に下準備が必要なものもあります。→フィリングの下準備
フィリングを生地全体にまんべんなく混ぜ入れる方法
生地が95%ほどこねられた状態で、ホームベーカリーやフードプロセッサーから一旦取り出し、生地を薄くのばし、上にフィリングをまんべんなく、広げます。
端から生地をくるくると巻く。
右から左にむかってくるくると巻く。
片手で生地を押さえ、もう片方の手でななめにひっぱる。押さえている手の方向にくるくると巻き戻し、90度向きをかえ、同じようにまたひっぱる。これを2,3度繰り返す。
その後、ボウルを受け皿にして、その上でモミモミとほぐずようにして、レーズンが全体にまんべんなく、行き渡るようにします。
フィリングを生地全体に入れ込む方法(シナモンロールなど)
シナモンロールのように、生地全体をロール状に巻くときにフィリングをまんべんなく入れるには、成形時に、生地を薄く広げ、まんべんなくフィリングを広げます。
この時、特に上下左右の端にも行き渡るようにする。そうしないと、仕上がり時に、このパンだけ中身が入ってないということになってしまいます。
フィリングを生地に押さえつけるようにして、生地にくっつけた後、全体をくるくると巻く。
フィリングを成形時に包む方法(あんぱんなど)
成形時に、中にフィリングを包むには。
分割した生地の1つを薄く広げ、その上にフィリングをのせます。
上下、左右の生地をそれぞれひっぱるようにお互い同志をくっつけます。
とじめをしっかり閉じる。閉じないと、おしりからフィリングがでてきます。
フィリングを成形時にまんべんなく入れる方法
成形時にフィリングをまんべんなく入れるには。フィリングもパンの数だけ等分しておきます。
分割した生地を薄く広げ、フィリングをまんべんなく広げ、くるくると巻きます。
とじめはしっかり閉じておく。もし、表面にフィリングがでてきていたら、焦げるものもあるので、とって、下から中に入れ込んでおきます。
生地をマーブルにする方法
抹茶、ココア、など粉末を生地に練り込んで、マーブルにする方法を動画で紹介しています。
- 粉300gに対して大さじ1.5ほどの粉末を水に溶かして、液体状にしておく。
- 生地に広げる
- くるくると生地を丸めて 横からも同じように丸める
- 片手で生地を押さえ、もう片方の手でぐーっとのばす。戻して90度回し、同じことを繰り返す。2,3度繰り返して丸め直せば完成。
コツは、何度もやりすぎないこと。何度もやるとマーブル模様ではなくなってしまいます。マーブルではなく、生地に完全に練り込ませたいときには、最初に粉と一緒にまぜてこねます。
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