パンズカンでは、パンを焼くのは、ガスオーブンを使っています。
パンを焼くのに適したオーブンの種類、サイズ、パンを捏ねるのにおすすめのオーブンを紹介します。
パンを焼くのに適したオーブンの種類
自宅でパンを焼くには
- 電子オーブンレンジ
- ガスオーブン
- コンベクションオーブン
などがありますが、それぞれメリット・デメリットがあります
電子オーブンレンジ
メリット:種類が豊富で家庭に設置しやすい。菓子パンを焼くとふっくら仕上がる。
デメリット:予熱が遅い。200度になるのに20分ほどかかることもある。電気オーブンはカタログの数値より実際の温度が低く、焼き目がつきにくい。温度が上がりにくいため、予熱があがってもパンを入れるために扉を開けると温度が下がり、また指定の温度まで上がるのに時間がかかる。焼きムラができやすい。
ガスオーブン
ガスを燃焼させた熱風を庫内に循環させて加熱させる。パンを焼くにはぴったりの安定した火力があり、パン教室などでガスオーブンを使っているところは多い。
メリット:予熱が早い 外がカリッとしたハード系のパンを焼くにはおいしい。
デメリット:新築で最初から設置している場合以外は、ガス栓をひくところから始まり、キッチンにより設置が難しい場合もある。値段も高め。菓子パンなどリッチパンを焼くと焦げ目がつきすぎてしまう。
コンベクションオーブン
ファンが熱風を循環させて均一に加熱することができるオーブン。
メリット:予熱がガスオーブン並に早い。他のオーブンに比べると値段が安い。
デメリット:庫内がせまい、コンパクトタイプものが多く、一度に少量しか焼けないため、何度も焼く必要がある。また、食パン型など大きなパン型が入らないことがある。発酵機能がついていない。
パンを焼くのに適したオーブンサイズ
家庭でパンを焼く作るなら、300g(食パン1斤分)~400gの粉の生地を一度焼ける二段タイプが便利です。
パンを焼くのにおすすめのオーブン
焼きムラを少しでも減らしたい、予熱の時間を短くしたいなら、パンを焼くのにおすすめのオーブンは高い火力のガスオーブンです。 ただし、設置が無理な場合は、電気オーブンやコンベクションオーブンから検討してみてください。
電気オーブンなら
東芝の石窯ドーム。最上位機種は、熱風+業界最高350度が出せるオーブン。350度の運転は約5分で、その後は自動的に230度へと切り替わります。このオーブンのいいところは、予熱200度まで約5分と時間がかからないこと。
その他の機種なら、2段、30L、過熱水蒸気機能のついたもの、熱風対流式、300度まで上がるものがおすすめです。東芝の石窯ドーム、日立のヘルシーシェフ、シャープの過熱水蒸気オーブンレンジ、パナソニックビストロ などがあります。
300度まで、350度まで上がると書いてあっても、それを保てるのは5分ぐらい。実際にパンを焼くのに300度も必要ではありません。大事なのは、予熱。オーブンはいったん扉を開けると約100度も下がってしまいます。300度に予熱したオーブンにパンを入れるだけで200度になってしまうんです。
それを考慮して、なるべく高温が出るオーブンを選びましょう。
コンベクションオーブンなら
デロンギのコンベクションオーブン。予熱が早く、窯伸びがよく、柔らかいパンが焼けます。 いずれのオーブンを選んでもオーブンにはクセがあり、一長一短なところがあります。美味しいパンを焼くには、色々工夫を重ね、自分のオーブンのクセを掴むことです。
焼成について、詳しくはこちら→パンづくりの焼成のコツ
その他、自宅でパンを作るための道具と材料一覧はこちらから
-
パンの材料と道具
自宅でパンを作るための道具、材料にはどんなものがあるのでしょうか。 街で売っているパンには、高いパンと安いパンがあります。お値段の違いは原材料の値段の違い。良質なものを使えば使うほど高価になります。自 ...